各部を隅々まで洗い、
すすぎ洗いをしたところで、
水の拭き上げをする。
洗車という行程の中で、
結構大切な部分だったりする。
世の中の人は、
車を洗った後の拭き上げに対して、
どのくらい意識をしているだろうか…
例えば、
ガソリンスタンドなどで、
洗車機を使用した場合。
洗車機は、
一往復、もしくは二往復で洗車を完了してくれる。
通常の洗車の場合、
一往復目は、
シャンプーと水をほぼ同時に噴き出し、
ブラシを盛大に回転させながら進んでくる。
洗車機が戻って行くときに、
エアを出しながら、
車についた水滴を吹き飛ばすようにして、
乾燥させる。
そして終了。
洗車機を使用した手洗い洗車の場合は、
一往復目は、
やはり、水とシャンプーを噴き出しながら進んでくる。
勿論手洗い洗車なので、ブラシは回転していない。
一往復目が終了した後、
車のオーナーは
スポンジなどを使用し、
急いで車を撫でていく。
ある一定時間を過ぎると、
勝手に洗車機が二往復目に突入するからだ。
もしかすると、
すべての洗車機がそういう機能では無いかもしれない。
そして、車をスポンジで撫で終わった後、
洗車機は二往復目に入り、
水を出しながら進んでくる。
そして、エアーを出しながら、
洗車機は元の位置に戻っていく。
これが通常の、
洗車機を使用した洗車の方法ではないだろうか。
そして、
この洗車機が完全に止まった後、
車のオーナーは、運転席に座り、
エンジンをかけ、
そのまま走り去ってしまう。
これでもいいかもしれない。
走行しているうちに、
水滴が乾燥して、
拭き上げの手間が省ける。
そう思うのかもしれない。
しかし、
この状態だと、
走行しながら乾かしているうちに、
その水滴に大気中の砂埃や、
いろいろなダストを付着させながら、
水滴が乾いてしまう。
そうすると、
一見綺麗に見えている車が、
近づいてみてみると、
水滴が乾いた後の輪郭の部分に、
綺麗に誇りが乗っているのである。
せっかく洗車をしたのなら、
もう少し頑張って、
洗車後の水を綺麗に拭き上げてはどうだろうかと思う。
私は、
拭き上げる時、
何を一番気にしているかというと、
最後の水滴の滴りだ。
せっかく拭き上げても、
この水滴がたれてくると、
どうしようも無く悔しい。
ずっと洗車をしていると、
自分の車の、
どの部分に、
どのくらいの水が溜まっているのか
分かってくる。
そこも踏まえて、
私はあらゆる手段を使って、
水を完全に拭き取ることを
目指している。
何にでも、完全と言うことはないが、
完全を目指すことが大切である。
私は、
洗車後の車の拭き上げも
車両の上から順に行っていく。
最初は、
軽く車の全体を撫でるように、
大まかに水分を拭き上げる。
そして、
ここからが本番。
まず、
ルーフ(屋根)の部分。
このルーフの形もいろいろとある。
所有している、
ロードスターに限って言えば、
幌なので、
優しく水分を吸い上げる感じで
拭き取る。
通常の車だと、
ルーフの両サイドに
モールが装着されているものもあったり、
ルーフレールが装着されている物もある。
その取り付け部などにも水が溜まりやすいので、
重点的に水分を拭き上げる。
次に、
私は車の各ガラスを拭き上げる。
フロントガラスから、右サイドのガラス。
そして、リヤガラスを拭き上げて、
左サイドのガラスを拭き上げる。
このときに、
ガラスの周りに装着されている、
モールの部分にも水滴が残っていたりする。
ここもしっかりと水分を拭き取ってあげると良い。
次に、
ボンネットだ。
あまり強く拭き上げないように注意しながら、
ボンネット全体を隙間無く拭き上げる。
そして、
右サイドへ。
フロントフェンダー、
右ドア、
みぎりやフェンダー、
そしてトランク、リヤバンパーへと続く。
そして、
左側に廻り、
リヤフェンダー、
左ドア、
左フロントフェンダー
最後に、
フロントバンパー。
これが、
通常の私の拭き上げパターンだ。
しかし、
これで終わりではない。
続きは次回。