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粘土クリーナーとは?

投稿日:2017年3月5日 更新日:

話は前後するが、
粘土クリーナーは使用したことがあるだろうか。

もしかすると、
これまで一度くらいは、
粘土クリーナーを使用したことのある人がいるかもしれない。

自分で使用したことのある人は、
どのような車に使用しただろうか。

この粘土クリーナーとは、
洗車のみでは落としきることの出来ない、
ボディやホイールのザラザラとした汚れを、
綺麗に絡め取り、ツルツルにしてしまう物である。

鉄粉除去はもちろん、
ピッチのような固着物や虫痕なども除去してしまう。

かなり万能な便利グッズだ。

このクリーナーを濃紺車に使用したことはあるだろうか。

濃色車とは、
ブラックなどの濃い塗装色の車である。

このような車に、
この粘土クリーナーを使用するとどうなるか…

結論から言えば、

全身傷だらけ(農色車の場合、傷が目立ってしまう)

となるのである。

勿論、
私の経験上のことなので、
全く傷の入らない物も存在するのかもしれないが…

使用上の注意として、
恐らく、
カーシャンプーなどを使用し、
十分に泡立ててから、
それと一緒にボディを滑らせるように使用する。

とあるのではないだろうか。

勿論その使用方法でいいと思う。

普通の人なら、
使用後はボディ表面はツルツルとなり、
クロスでボディを拭上げたときに、
その滑らかさに感動するだろう。
私も同じくそう思う。

しかし、
その後の自分の車を、
水銀灯の下で見てみたらどうだろう。
ガソリンスタンドなどで明るく照らしてある“あれ”である。

私は、
自動車の塗装工場にも勤務していた経験がある。
担当は塗装後の車の仕上げ作業だ。

仕上げ作業とは、
塗装したときに付着した”ブツ”と呼ばれるゴミ取り、
や、
塗装した後の塗り肌の調整だ。

塗装工場の仕上げをする場所には、
蛍光灯や水銀灯が設置してあるところも多いだろう。

それは、
塗装が終わった後の車を
お客様にお渡しする前に、
塗装面を磨いたりするためにある。

磨き残しが無いか、
磨くときに、ボディに傷が入ってないかを確認するために。

特に濃色車はポリッシャーの回転傷などが、
太陽の光でもすぐに分かってしまうため、
神経質に見なければならない。

水銀灯の下では、これでもかというくらい、
この細かな傷がよく見える。

粘土クリーナーを使用した車を見てみると、
全身傷だらけなのである。

シルバーやホワイトなどのボディ色だと、
そこまで目に見えて分かることは無いかもしれない。

しかし、濃色車と同じように、
傷が入っているのである。

水銀灯の下では洗車傷もよく分かる。

タオルで拭いた痕。
洗車機に通した後のブラシの傷。

心当たりがある人は、
一度夜のガソリンスタンドに行って、
自分の車を見てみるといいと思う。

今の状態がはっきりと分かるはずだ。

話は元に戻すが、

私も粘土クリーナーを時々ではあるが、
使用している。

使用する前は、
あらかじめ鉄粉除去剤を噴霧し、
塗装面に付着し、食い込んでいるであろう鉄粉を溶かし、
少しでもとれやすくした後に、
粘土クリーナーを使用する。

使用している粘土クリーナーが鉄粉を絡め取り、
その絡め取られた鉄粉が、再びボディに傷を入れることのないよう、
十分注意しながら作業していく。
しかし、全く傷を入れないようにと言うことはほぼ不可能である。

その為に、後にボディを磨くことが前提で、
粘土クリーナーを使用するのだ。

どういうときに磨くかというと、
ボディコーティングを施工するときだ。

コーティングする前の下地処理の段階で、
車を本当に付着物のない綺麗な状態にしなければならないため、
そういった場合のみに粘土クリーナーを使用する。

粘土クリーナーを使用した後は、
ポリッシャーなどを使い、ボディ全体を研磨する。

その条件付きで使用する。

別の言い方をすれば、

私は、
ボディコーティングなどをしない場合は、
粘土クリーナーは使用しないと言うことである。

 

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