ロードスターは、
街中を軽く流しても楽しいし、
なによりも、
オープンにして走ると気持ちがいい。
街中の景色にもよくなじむデザインでもあると思う。
だが、
ロードスターの持っている本当の良さを知るには、
やはり、峠や海岸線でのドライブやワインディングだと思う。
ドライブなどに出かけると、
ロードスターの持っている、
そのキビキビとした運動性能を
余すこと無く堪能することが出来る。
市街地を走っているだけでも、
そのキビキビ感は十分に感じられる。
それが山道や、
海岸線だとなおさら実感できる。
私は宮崎県宮崎市に住んでいる。
海と山に囲まれた、
まだ自然が多く残るいいところだ。
たとえ市街地に住んでいても、
20~30分も車を走らせれば、
山にも行けるし海にも行ける。
そんな場所だ。
私は、学生時代からよくクルマでドライブをする。
当時の仲間たちと夜な夜な集まり、
峠などに出かけて、ドライブや他愛もない話を楽しんだ。
妻にクルマを借りて、
一人で海岸線を走ることもしばしばあった。
二人でドライブしても楽しいし、
一人でドライブしてももちろん楽しい。
一人だと、自分の思ったように運転できる。
助手席に人を乗せていると、
どうしても気を遣ってしまう。
スピードを出しているわけではないのだが。
さすがに乱暴な運転をするわけにはいかない。
スマートな運転を心がけている。
クルマにも人にも優しいスムーズな運転だ。
それは非常にいいことではあるが、
たまには自分の走りたいように、
思いっきり気持ちよく走ってみたい。
幸い、
私の地元にはうってつけの場所がある。
宮崎には日南海岸(日南海岸国定公園)という、
全国的に有名な海岸線がある。
遊泳なものと言えば
鬼の洗濯板や、
日南海岸線にあるサンメッセ日南のモアイ像だろう。
機会があれば是非一度、
ここに足を運んでもらいたい。
展望台より景色を一望できる。
感動する景色だ。
また、昔は、堀切峠という、
車好きにはたまらない場所があった。
今でも堀切峠はあるが、
昔とは全く異なる道路となってしまった。
パイパスが通り、交通の面では非常によくなったが、
面白みに欠ける道路となった。
一時期、取り締まり強化のため、
オービスも取り付けられていた。
設置された後は、
設置された場所だけ減速して走っていたが…。
クルマ好きにとっては盛んな場所だった。
ここから、つながる日南海岸は、
ドライブには最適なコースといえる。
通常のスピードで走行しても
十分楽しめるドライブコースだ。
途中には、展望台もあり、
休憩する場所もあり、
凄く楽しめる。
カーブの数も数え切れないくらいあり、
運転手にとっては本当に楽しい場所だ。
自分の運転技術を磨くことも出来る。
カーブを曲がるときなど、
ロードスターはオーバーステアの傾向が強いため、
少しの舵角でスパン!とノーズが切り込む。
ロードスター好きにはたまらない車の動きだ。
マツダのRX-7も同様の傾向にある。
それでいて、
足廻りを車高調整式のサスペンションに交換でもすれば、
レーシングカートに乗っているような感じだろう。
一般的な乗用車を運転している人が、
ロードスターを運転すると、
車内の狭さにもびっくりするが、
このハンドルを切ったときの車の動きにもびっくりするはずだ。
いや、感動すら覚えるかもしれない。
無駄に何回もハンドルを切りたくなってしまう。
そのくらい感動する。
自分がハンドルを切った以上に、
車が曲がっていくのだ。
クルマの限界が見えないくらいに感じる。
なので、なれない人は、
スピードをどんどん出していってしまうかもしれない。
スピードを出しても、何事もなかったかのように、
車が曲がっていくからだ。
ロードスターに乗ったら、
運転の新しい楽しさを発見できるはずだ。